株式投資をする上での指標
個別の銘柄・・・例えば、7203 トヨタ自動車や8604 野村ホールディングス等の株を買う場合、短期的には業績悪化で株が売られても日経平均がイケイケ状態だと、押し目が入って上昇する時があります。
ファンダメンタル分析(企業のHPにあるIRから無料で見れる、有価証券報告書)を重視している場合、業績が悪化したのに株が謎の上昇を演じている時は多々あります。
その逆もしかり。
なぜか。
・ネット証券の普及により、対面で取引していた時代と比べて格段に手数料が安くなったこと。
・楽天証券のマーケットスピード等のツールが誰でも簡単に使用できる環境になったことにより秒単位で高速トレードが可能になったこと。
上の画像は、私が実際に使っている楽天証券のマーケットスピード2の画面です。
誰でも、簡単に、安く、取引が出来るようになると、ちょっとした値動きで売買してしまいます。
つまり、投資(売ることを前提にしない配当狙い・・インカムゲイン)から投機(売却益で利益を狙う・・キャピタルゲイン)に売買が変化します。
投機とはギャンブルです。
市場に参加して株価を上下させているお金の殆どは、投機マネーが支配しています。
この歪んだ市場構造は手数料のさらなる低下と取引ツールの発展により、ますます加速していくと私は考えています。
なので、市場の値動きを予想する羅針盤が必要になります。
私的に役に立ちそうな物をいくつか紹介します。
これは毎日見ています。
新高値、新安値の銘柄数を比較すれば相場の強弱が一目瞭然。
上画像の株主主体別売買状況は、海外投資家が買い始めて個人投資家が売り始めると、株が値上がりしていく様子がチャートで分かるようになっています。
上記で分かる通り、個人投資家はつねに負けっぱなしです(笑)
このサイトでも株主主体別売買状況が分かります。
私は、ゴールドマンサックスとクレディ・スイスが同じ方向に売買し始めたら、相場はその方向に動くことを確信しています。
上記のサイトは、ドル/人民元のチャートが見れます。
見ての通り、人民元が7.0に近づくと株式相場は下落しています。
各国の10年国債の利回りが見れるサイトです。
国債の利回りも株と同じで、買われれば利回りは下がり、売れれれば利回りは上がります。
基本的には株式と国債は逆相関にあり、株が暴落すると資金の逃避先として安全資産の国債が買われるので、利回りは低下します。
信用取引の買残と売残が分かるサイトです。
赤色が売残です。
過去を振り返ると、売残が買残を逆転すると相場は爆上げします。
以上になります。