ブロックチェーンの仕組み
ブロックチェーンの仕組み
ブロックチェーン=仮想通貨
だと思っている人は少なくないと思う。
私もそうでした。
仮想通貨というのは、ブロックチェーンの思想を用いれば通貨を作れるんじゃない?
て発想の元に編み出されたものであって、ブロックチェーンそのものは仮想通貨ではないのです。
では、ブロックチェーンとは何か?
①暗号技術・・情報を梱包して見えなくして箱に詰める。それをブロックにしてチェーン状に並べる。
②コンセンサスアルゴリズム・・みんなで確認
③P2P・・対等の人と対等な人(リーダーはいない)
④DLT(分散型台帳技術)・・記録をみんなで待つ。記録をみんなで持っているから、改ざん出来ないので信用度が高くなる。
なんてわかりやすい仕組みなんでしょう。(笑)
因みに、ブロックチェーンの走りは、winnyというファイル共有ソフトです。
情報の改ざんを防いで信用を担保し、個人間でアクセス出来るシステムがブロックチェーンです。
5G時代の4種の神器
①Iot・・物のインターネット化
②クラウドサービス・・Amazonがクラウドを完全に制圧している
③ブロックチェーン
④AI
Iotとは、掃除機や洗濯機がインターネットに繋がり、使用頻度や使用時間などを把握することが出来るようになること。
4種の神器を使用すると
Iotで情報を集めてクラウドにデータを保存し、ブロックチェーンでデータを管理して、AIがデータの使い方を考える。
て事が可能になります。
つまり、個々の人々のデータを収集しその人にあった最適な物・サービスを提供出来るのです!
ブロックチェーンの問題
今だに普及していない。
①法律・・国などに申請が必要なものを無視して、個々に売買契約を結ぶことは出来ない
②既得権・・中央システムが要らないとなると、国や企業が困る
③理解・・構造を理解するのが難しい
以上の問題がありますが、限られた世界で展開する、プライベートブロックチェーンは活躍し始めています。
例として、北海道にある調剤薬局のエピソードがあります。
調剤薬局には問題点があります
①薬の在庫を一杯持っている。
②ジェネリックの登場により、既存の薬と相まって在庫がより増えた。
③薬には賞味期限がある。
④個々の病院に付随した形で調剤薬局はあるので、調剤薬局同士で意思疎通していない。
個々の調剤薬局をブロックチェーンで結べば、中央集権型のように管理するのでは無く、α薬💊の薬を持っている薬局を探して、在庫があればそこから買えば良い。
その取引データをマイニング(みんなで確認)すれば不正防止になる。
実際に実験して、薬の在庫を減らすことに成功した。
その他に注目してされている分野は
・分散型金融
・webインフラストラクチャー
・ゲーム
が挙げられています。
2020年6月現在、日本国内でブロックチェーンを用いた会社が98社ありました!
これから飛躍していく分野かもしれませんね😄