マイナス金利とは
マイナス金利とは
日銀が導入しているマイナス金利について簡単にまとめます。
マイナス金利の目的
市中金利を下げて、民間人および企業がお金を借りやすくして、お金を回す=景気を循環させて血行を良くさせるのが目的
血行を良くして血圧を上げる(物価上昇率2%)にしたい
金利を下げさせる仕組み
①銀行は日銀の当座預金口座に一定の資金を預けなければならない
②資金が足りなくなった時、資金調達のために利用されるのが、無担保コール翌日物
③無担保コール翌日物とは、無担保で資金を借りられるが翌日に返さなくてはならない
④貸出した側が受け取れる金利が、無担保コール翌日物レート
上記の
④の無担保コール翌日物のレートをマイナス金利にしたのが、日銀のマイナス金利政策なのです!
さらに続きます
日銀の当座預金の一部にはマイナス金利が適用されます。
お金を預けている側が金を取られるというまさかの事態。
さらに無担保コール翌日物の金利もマイナス金利にされたので、お金を貸した側が損をするまさかの事態。
当座預金が−0.1%として、無担保コール翌日物が−0.05%だとしたら、同じマイナス金利でもまだ貸出した方が損が安くすむから、貸し借りが成立します。
そのような仕組みの中では、+の金利が有りさえすれば助かるので、ライバルよりも金利を下げて、とにかくお金を誰かに借りてもらうことが重要になる。
つまり、金融機関を飢えさせて強制的にお金を誰かに貸し付ける行為をさせることが狙いなのです。
ライバルに負けないために金利を下げざるえないため、住宅ローン金利などは、日銀が金利レートを下げるたびに下がる現象がおきます。
これがマイナス金利の概要です。