仮想通貨の未来
最終話 第四章 仮想通貨は次のステージへ
第三章 仮想通貨の問題点
で述べたとおり、ビットコイン等は主体となる管理者がいないので、価格の変動は人気によって左右されコントロールすることが難しい。
そうなのであれば、主体を設けたらどうなのか?
で考案された仮想通貨が誕生日した。
主体を設けた仮想通貨
・ウルグアイ eペソ
・みずほ銀行 jコイン
・Facebook Libra(リブラ)
など。
リブラとは
法定通貨(ドル、円など)を担保にリブラを発行し、仮想通貨としての価値を安定させます。
決済という部分を重視した仮想通貨。
メリット
国や銀行に依存しない巨大な企業の連合体で仮想通貨を支配できる。
FacebookやInstagramのユーザー数は、世界で20億人を超えています。
そのユーザーにリブラを使用してもらえば、ユーザーは銀行や為替を気にせずに、世界の人々とお金のやり取りが可能となる。
snsのユーザー間で為替を気にせずに商いが可能になり、そのビッグデータを企業が集めてマーケティングに使えます。
Facebookのバックには、VISA、MasterCard、PayPay、e Bayなど参加しています。
デメリット
国が困る😞
ドルや円を売って、みんながリブラを買ってしまったら通貨安が発生してしまうから。
リブラ自身も、価値の裏付けとして法定通貨を使用する訳ですから、そんなことが起きると本末転倒になってしまう。
日本でも都市銀行が主体となったjコインがありますが、内容を見る限りではPayPayと変わらない気がします。
まとめ
仮想通貨を世界の人々に広めて、恒久的に安定提供するには、法定通貨に成り代わるしかないというのが、私の考えた結論ですね。
では、仮想通貨には未来は無いのでしょうか?
Suicaのような電子マネーしか生き残らないのか?
大胆な予想をしてみます^ ^
現在の金融市場では、不景気になり、金利を下げて元の金利に上げ切る前に、また不景気が来て金利を下げるというサイクルをしています。
それを繰り返した結果、世界中の金利が0もしくはマイナス金利になってしまった。
金利が死んでしまったのだ。
金利を作るために、50年債とか60年債みたいな超長期債券を国は作ろうとしていますが、限度があります。
そこで必要になるのが新たな通貨!
ドルやユーロを担保にした仮想通貨や、I MF(国際通貨基金)を母体にした仮想通貨を発行し、徴税権を与えれば金利を付けられるのではないかと!
金利があれば流通量をコントロールできるので、価格を安定させることが出来る。
夢のような話ですが、新たな法定通貨の誕生があり、そのきっかけが仮想通貨だとしたら面白いかもしれません。